2008年02月02日

国民年金の免除は被保険者にとって無条件に有利とおもう

 先日、ねんきん特別便の説明について社労士を活用することが発表されたが、それにくらべるとあまり目立

たない「国民年金納付免除」についてもっと周知される必要がある。不祥事が続出して低迷する国民年金の

納付の方で「保険料免除者」は、国民年金納付率の分母からも除外されるので免除者が増えれば納付者が

増えなくとも当然、保険料納付率は上がるという「おかみ」の都合は、ともかくとして国民年金免除申請が通れ

ば被保険者にとって未納にしたままより下記の通りかなり有利。

・保険料免除期間はたとえ全額免除でも全額納付者の1/3の金額が老齢基礎年金で給付される

・保険料免除期間は25年必要な保険給付の資格期間に計上される。

・障害基礎年金、遺族基礎年金の給付決定のときにも保険料納付期間と同じ扱い。

・免除届けの申請は非常に簡単で原則書類1枚の記入のみ(審査決定までは意外と長く3ヶ月ぐらい)

・免除期間は後で10年さかのぼって納付することが出来る(未納は2年のさかのぼり)

国民年金の納付率をあげるのに利用されると思うと癪にさわるが、この制度、自分と扶養家族のために活用

するとおもえば目立たない地味な制度だけど良い制度とおもう。  

Posted by コンサルキッド at 21:23Comments(0)年金