2006年09月28日
社長の経理本
「社長になる人のための経理の本」と続編の「管理会計編」を読みました。8~10年ほど
前に書かれたので、「会計ビックバン」とか「新しいマネジメント」については、陳腐化して
いるところがあるかもしれませんが、損益計算書・貸借対照表の見方、管理会計の捉え
方、数字からの経営戦略の構築等について、読みやすく書かれています。経理の本とい
うと職業会計人(税理士、公認会計士)が書いていることが多いが、この本の場合は、著
作者「岩田康成氏」は、三菱化成の管理部長さんであり管理会計の専門家が書いたとい
うところが、ビジネスマン(流CONも含む)にうける理由だと思います。
まだ読んでいないのですが少し前にベストセラーになった「さおだけ屋はどうしてつぶ
れないか」という公認会計士の人が書いた本もおもしろそうです。その本の著者は、阪大
の文学部史学科で歴史を学んでから会計士になった。というバアックグラウンドがあるの
がその本をただの経理本より魅力的にさせているのだと思います。料理で言うところの
「かくし味」というものが書物の味付けにもあるということでしょうか。
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社長になる人のための経理の本 価格:¥ 680(税込) 発売日:2001-10 |
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これで完ぺき社長になる人のための経理の本 管理会計編 価格:¥ 680(税込) 発売日:2002-02 |