2009年08月25日
キッドの好きなお話一席

松下幸之助の本「その心意気やよし」のなかでキッドも(松下幸之助も)いたく心を打たれる思いがした
短編のこと。吉原の太夫に一目ぼれしてしまった紺屋の職人”元どん”3年身を粉にして働いた15両を
太夫にあうための一晩で使い切ってしまった。最初は金持ちの道楽と想っていた太夫も3年間身を粉に
してまで貯めた15両をもって吉原の遊女の自分に会いに来てくれた"元どん"の誠実さに打たれ無事年
季をつとめたのちに"元どん"と夫婦になって二人力を合わせ江戸一番の紺屋をつくりあげたという話。
損得を超越したバカらしさと"元どん"のバカなのかと思える誠実さにキッドも(幸之助も)感心したのだが吉原の太夫は外見だけではな
く厳しい自己修練をし、高い教養を持ち内面から魅力が湧き出ていたとのことでただの「タカビー」とは違うのだということも重要ポイ
ント。しかしあまりに自分の直向さ誠実さに酔いしれると「誠実さ」もストカーと紙一重ということもまた真実なのだ。
Posted by コンサルキッド at 22:26│Comments(0)
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