2008年08月11日

井伊大老

昨日の大河ドラマ「篤姫」で中村梅雀演じる井伊直弼が桜田門外で暗殺さ

れたドラマの中の井伊大老は、時代の変革の中で保守(旧勢力)側にいる

自分の役割を正確に強い使命感をもって認識しており、摩擦を承知で弾

圧をおこなった。また精神の巨匠として茶道の極意にも通じて、不倶戴天

の敵である篤姫さえも感嘆する茶をたてた。そんな井伊大老も、「供揃え」

の人数のきまりという規則を大老自らが破るわけにはいかないとういこと

から、不穏な動きを感じながらも平常どおり戦闘員26人(荷物もち除く)の

行列で登城し彦根藩上屋敷と目と鼻の先の桜田門外で17人の刺客に襲

われ落命したのだった。不肖ながらキッドが思うに大河ドラマの中の井伊大老は、慢心や旧弊にこだわったということでは

なく自分の役割が終わっていることを察知していたのだ。それがあの籠のなかの中村梅雀の重厚な演技であると「大河ド

ラマ」評論家キッドには、ヒシヒシと伝わった。 このドラマの井伊大老ほどのヘビーな大人物ではないが規模の大小あれ

ど現代版の「井伊大老」(反対派を弾圧するということではなく超人的なリーダー)がいる組織は強い組織だ。しかし普通の

組織は幕府=軍隊ではないので、桜田淳子や山口百恵、松たか子、松田聖子、小島よしお、爆笑問題、SMAP、嵐 ぐら

いは欲しいものだ。

  

Posted by コンサルキッド at 21:42Comments(0)イノベーション