2009年09月25日
天下分け目の"関ヶ原"
先週の大河で小栗旬の石田三成もなかなか(小早川秀秋の裏切りの場面とか)良かったけど、なんかものたりないので、
TBS開局?周年記念の「関ヶ原」のDVDをとりよせたのだ。3本で4時間半の大作なのでまだぜんぶはみていないが、やっぱり
加藤剛の大岡越前・・いやちがう石田三成は重厚な演技だ。大岡越前が石田三成を演じているような"正義感の塊”といった
印象がすごく伝わるぞ。
三国連太郎の本多正信、京塚雅子の阿茶とのからみでユーモアと余裕たっぷりに描かれている森繁久弥の徳川家康陣営
に対して、加藤剛の石田三成、三船敏郎の島左近、松坂慶子の初芽の正義派石田三成陣営は、真面目と一生懸命さが
ひしひしと感じられてキッドも応援してしまうぞ!くたばれ家康!がんばれ三成!だ。
しかし現実のキッドは三成のような官僚・文官とはまったく対極の非主流の野放し、月見草・野村克也、草魂・鈴木啓志なの
で三成とは相容れない武将グループかな。
関ヶ原は天下分け目の決戦として有名だがコンサルキッドは毎日がプチ関ヶ原だ。石田三成は人に誤解されて人気がなかった
と言うことだが、その点はキッドも似ているのだ。キッドも(自分で言うのも変だが誠実で真面目な性格)よく誤解され、はらわたの
煮えくりかえったまま行過ぎてしまうことがあるのだが、三成もそういったことの積み重ねがこの大事なときに凶とでてしまったのか。
関ヶ原の決戦は事前の"根回し”によって勝負がついてしまっていたが(南宮山で傍観していた毛利、長曽香部、増田はタダのバカ
なのか)槍一筋のキッドにとってはこれが難しい(というよりただ面倒くさいのだ・・・・・・・・・・・・・)毛利や長曽香部や
吉川のようなややっこしいやつ等は、こっちへくるなもちろん「三国連太郎の本多正信、京塚雅子の阿茶、森繁久弥の徳川家康」
腹黒3人組も向こうへ行け!
しかしどこでも「時代の智嚢」「太閤門下一の秀才」というように書かれている石田三成は、こんなやつ等の腹の底がまったく
見えなかったのだろうか?石田三成 寺小姓上がりで20台の半ばまでは、織田信長の家来である羽柴藤吉郎の家来であった
のだから一般に言われるように決してエリートというほどの階層ではない。ここまで遂行した自ら立案のプロジェクトに酔ってしま
っていたのだろうか?この「TBS開局記念の関ヶ原」の人間模様は、気楽に楽しく見れて勉強にもなるし、おまえにはらわたの
煮えくり返るほどムカついているのそれにもきずかないので度々切れそうになる浮世のおもいを決してスマートではない不器用な
石田三成の誠実さと真面目さが和らげるのだ。
Posted by コンサルキッド at 23:10│Comments(0)
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