2007年11月21日

大関千代大海優勝SWOT分析

 大相撲11月場所もいよいよ後半戦。今場所のタイフーンはなんといっても全く期待していなかった

大関「千代大海」。千代大海は平成11年3月場所で大関になって以来9~10勝あたりで低迷してい

てあまりぱっとしない、所謂「クンロクオオゼキ」でしたが、ときどき、強力横綱の朝青龍なんかに、絵

に描いたような鮮やかな(電車道)勝ち方をして金星以上の大(関)金星をあげていたのでRYUCON

にとっても見ごたえのある力士の一人でした。今場所は10日を終わって8勝2敗。いつも下位とあた

る前半戦は調子がよく中盤から崩れだし幕内上位とあたる後半戦で連敗して9~10勝で終わるという

パターンが続いていたのですが、今場所は、7勝24敗と大きく負け越している朝青龍の休場、5勝10

敗の大関琴欧州の途中休場、16勝26敗の大関魁皇の引退を思わせる不振と、後半戦番付上位陣

が、いつもの場所に比べてかなりゆるやかのものになっている。SWOT分析で整理してみると、

 S(内部的強み)
副業のちゃんこ店経営から撤退し本業一本=ハングリー精神のいやおう無い高まり
大関通算在位記録を更新中=責任感(名大関先代貴乃花をこえる)
故障がなく万全な状態=小刻みな回転の良いツッパリがきまる
土俵際のきわどい勝負をものにする=ツキがある

 W(内部的弱み)
ツッパリ相撲が対戦相手に周知=研究されている
10日目の時天空戦以降思いっきりつっこめるか=立会い精神的迷い生じる
ツッパリが通用しないとき、やっぱり引いてしまう=強者対策

 O(外部的機会)
朝青龍、琴欧州休場、魁皇の衰え不振
琴光喜との相性のよさ=通算18勝13敗
旭天鵬(11日目)には圧勝=22勝4敗
横綱白鵬には5勝11敗(この1年1勝4敗)と分が悪いがここ一番上位(横綱)を粉砕している。

 T(外部的脅威)
対戦が予想される豊ノ島の存在(東4枚通算0勝2敗)
不振の魁皇のツボにはまったときの爆発力(この1年2勝2敗)
琴光喜とこの1年の対戦2勝4敗=力の逆転
横綱白鵬は、やっぱり強い、この1年対戦1勝4敗

内部情報はRYUCONの予想によるところもありますが外部情報を総合すると今場所は最後のとは

いわないまでもかなりの大きなチャンスであるといえる。そのことは、テレビに映る本人のいつにない

厳しい顔つきからも自覚されていると思う。また外部的脅威も大きいのでそれ(プレシャー)に負けてし

まうと、いつもの{クンロクオオゼキ}で終わってしまうことも考えられる。

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