2007年12月16日

最終回風林火山 戦術対決

 今年のNHK大河ドラマ「風林火山」もいよいよ最終回。第四次川中島の戦いで武田軍は鶴翼の陣

上杉軍は車懸の陣の戦術対決だ。新手を次々に繰り出していく戦術の車懸は、後世のつくりごとら

しいが、敵を包囲して殲滅する鶴翼戦術は古くはカルタゴ対ローマのハンニバル将軍のころから実戦

に使われていた。ドラマの武田軍は、兵力が少ないため苦戦していたが包囲戦術は非常に有効な戦術で

日本の関が原の戦いでも石田三成の西軍が鶴が翼をひろげた格好で徳川家康の東軍を包囲する陣形

を取っており明治に入ってから明治政府が陸軍の指導にドイツから招いたメッケル少佐は、この陣形跡

をみて即座に西軍の勝利と断定したそうな。あとで戦術レベルではなく戦略的政治的レベルで東軍が

勝利したことを納得したが、敵を包囲してしまうことは戦術的には勝利を確信する。現代でも商業施設に

おいて郊外店が中心市街地店の商圏を包囲するように出店することで相手の客を奪って店舗間競合に

勝利を得る事例は多い。来年の大河ドラマは、風林火山から300年後の宮崎あおい主演の「篤姫」です。

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Posted by コンサルキッド at 21:40│Comments(0)マネジメント
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