2008年05月08日

業種の予習 印刷業

 近く印刷業の事業所を訪問するので前もって業種の概略

・印刷業とは受注型製造業であり、情報産業の一翼をも担っている。

・紙から電子・映像に応用・展開し情報とコミュニケーションを支援する産業へ発展。

・多品種少量で労働集約的な要素が強く中小企業が特化・専門化するのに向いている。

・取引の条件として納期が重要な要素となり、原稿の校正で密接な連絡を要するため地域性が残る産業。

・受注先は、出版社、一般企業、官公庁が多く都市立地型産業。

・設備効率化のため外注比率が高くなる傾向にある。

・顧客からの指定事項が多い反面印刷物相互の互換性がないため顧客との関係は長くなることが多い。

                                                        etse

先日きいた、印刷業を長らくやっていた人の話では、「印刷屋は、設備が高くつくので返済金が大変」と言ってたが

その人が工場長をしていた会社は凸版印刷や新聞社からの仕事が安定的にあるようでまあ羽振りは良かった

ようだ。「良い技術」があっても「良い販路」が開けるとは限らないが、販路開拓をおこなううえで「技術力」は強い

後押し・企業の底力となる。上記の企業も最初に新聞社の販路を開拓したときはかなりのエネルギーをそこに

費やしたとおもわれるが、それからは印刷業の特徴の「長い顧客関係」という業界構造で発展してきた。  

Posted by コンサルキッド at 21:41Comments(0)マネジメント