2008年06月12日
中小企業白書講演会in鷹匠



2008年版中小企業白書の講演会が鷹匠のもくせい会館で行われた。現在の6年を超える景気回復局面においても
民間消費に多くを依存している中小企業においては、近年の雇用・所得環境の変化に伴って民間消費が伸び悩んでいる
こと等の構造的な要因で業況が悪化している状態であると言うことだ。
2008年版のサブタイトルは
「生産性の向上にむけて」
「地域経済と中小企業の活性化」
生産性の向上 とは労働生産性のことであり分解すると
労働生産性=付加価値額/労働投入量(労働時間または従業員数)
見かけ上、効率化(=労働投入量の節約)により労働生産性が向上した業種もあるが付加価値額の伸びは少なく真の
意味での「生産性の向上」とはいえない結果であった。
活性化は、「連携」が重要キーワード。国で推進している「新連携」等で産官学が連携することで中小企業の活性化を図る
また、静岡県でもこの春から始めた「地域力連携拠点」から地域経済の活性化をめざしていくことが期待されている。