2009年11月16日
個店損益分岐点

産学官連携コーディネータとして訪問した企業。4年の中期経営計画をあるところに
立ててもらったわけだが、1年目の売上が8500万ぐらいで最終年の売上が3億5千万ぐらい
という予算だった。キッドが概算したところそのコアとなる店舗の損益分岐点は月商400万だ。
社長ともこれは無理だということで意見の一致を見た。最初の年は赤字じゃあないくらいとして
5000万の売上高で対前年比10%増としても4年後で7000万弱が目標ではないだろういか
というのはキッドの意見。しかし社長にはキッドに見えていない確実な潜在的な売上があるのが
見えているらしい。新店を出しただけで、(企業間の取引で1000万程度の売上がつくれるとい
うような話) それにしても8500万、3億5千万は無理だなでまた一致。月次損益分岐点は
・人件費85万
・家賃50万
・雑費15万
・支払利息5万
経費計155万
売上400万
荒利率40%
荒利高160万
という概算だ。
8500万も売れれば固定費が変わらないなら単純に2000万近くの営業利益
が出てしまう。既存店の状況から見ても不可能なことだ。
この人が立てた8500万は何の根拠なのだろうか?しかし資金計画の
数字の羅列自体はきっちりとしたものだった。フォローアップしているとこのような計画の
ひとりあるきもちょくちょくみかける。
その後、あるところで「キッドの家の電話つながらないよ」という指摘をうけ帰って見たら
NTTの督促状そのままにしていて電話を5日前から止められていた。(コンビニで支払ったら
すぐにつながる)なんといううらぶれた暮らしだろう。