2007年12月27日

20歳前掛金は老齢基礎年金額には反映されないが掛捨てではない

 老齢基礎年金は20歳以上60歳未満の40年間が強制加入期間。厚生年金の被保険者期間で老齢基礎

年金の保険料納付済み期間の対象となるのは20歳以上60歳未満の期間で20歳未満の期間はカラ期間

となる。というと・・・・20歳未満で厚生年金に会社で入っても老齢基礎年金額には無関係なのか。それは、

ちがいます。65歳以上の老齢厚生年金(報酬比例)には経過的加算というものがあり、60歳前半の老齢

厚生年金(定額部分 昭和36年4月1日以後の期間で20歳未満および60歳以上の期間をのぞいた期間

にかぎる)を超えるときは、その超える額が老齢厚生年金に加算される。つまり経過的加算=定額部分の

老齢厚生年金ー老齢基礎年金が加算されることにより20歳未満60歳以上の掛金が掛捨てになりません。

これは、定額部分の支給されない世代の人にも当分適用される。しかし定額部分の老齢厚生年金の支給

には、上限月額があり昭和21年4月2日以降の人でも480月(それ以前は生年月日により420~468月)

480月以上保険料を納付した場合全額が経過的加算で反映されるということではない。

これだけのことなんですが、普通読んだだけでは理解できないです。年金は本当にわかりにくい。(わか

らなくても収めた分きっちり記入漏れなく額に反映してくれれば誰も文句は無いのですが。そこのところ

が・・・・)

  

Posted by コンサルキッド at 20:04Comments(0)年金