2008年03月25日

"ふきのとう型" あなどるべからず!

 最近(というかこの頃ず~と)自由時間がたくさんあるので、勉強(仕事)以外に音楽鑑賞をよくしている。そんな

なかで、名前だけは、知っていたけど曲は、ほとんど知らなかったフォークグループ"ふきのとう"は、いいなあ。

1974年「白い冬」でデビューということだが、今、偶然、聴いてよく思えるのになんで、そのころリアルタイムでは、

名前ぐらいで曲(春雷、雨ふり道玄坂、愛のナイフ、流星ワルツ等)は初耳なのか分析し、さらに現状に当てはめてみた。

いわゆる叙情派フォーク(失恋の女々しさ等をうたいあげる女のくさったようだけどナイーブで現実のRYUCONとは、

対極にあるけど多くの若者同様惹かれるフォーク界の王道)で1974年レコードデビューというと、1973年の「NSP」、

1975年の「風」に挟まれているではないか。まず、NSP 元の名前はニュー・サディスティック・ピンクといいもちろん

ロックグループだったがメジャーデビューするときになぜかフォークになり、その名前でフォークは無いだろうということで

頭文字だけを取り出してNSPになった。テレビには出なかったけどラジオ等でのスッポト宣伝は頻繁にあり、「赤い糸の

伝説」のラジオ宣伝でいつのまにかRYUCONのような普通の中学坊のあいだにも浸透してきた。「北北東の風」は当時

始まったばかりのザ・ベストテンにもランキングされてたように思うほどの人気フォークグループ。そして "風" レコード

デビューの「22歳のわかれ」は、当時も(今も)知らない者はいない。フォークのシングルでオリコン1位。中学坊であった

RYUCONに、「自分が22歳の時ヒットしなくて良かった」とおもわせるほどだったが自分が22歳になる半年前にこの曲を

主題歌に使ったドラマ(昨日悲別で)が放送され当時22歳の女の子は、ほぼ彼氏を捨て「あなたはあなたのままでいて

ください」と言って、しらないところへ嫁いでいってしまったほどの浸透力絶大の曲だった。そんななかに挟まれていたから

当時のフォークレコード購入層である中学、高校生、大学生のあいだでは"ふきのとう"は、あまり浸透していなかったので

はないだろうか。しかしヒットチャートに名を出すことは少なくともファンのあいだには根強い人気があり、全国のコンサート

では、どこも満員だったという。特に高音部分を聞かせる曲はすばらしく、これなら「知らないところへ嫁いでいってしまっ

た」わがままにも限度があるぞという22歳の彼女もすぐに帰ってくるのではないかとおもうほど。この叙情派フォークグル

ープをRYUCONの視点で、コンサルタント(社労士)事務所に当てはめてみると次のようになる。

  NSP 積極的に広告宣伝をし新規開拓努力は怠らない。フォーク=コンサルタント(社労士)業に入る前の関連分野
      (ロック)での経験もあり、他のグループとの差別化(ベーシストがいる)。フォーク=コンサルタント(社労士)商
      品開発力も優れている。

  風   独立前の大事務所=かくや姫からの既存客を大量に持ち、へたな新規開拓の努力をする必要は無く、顧客間
       で口コミで雪達磨式に顧客は増加する。商品も独立前の大事務所のものを使い空前の大成功。新商品の開発
       力は、やや劣る。

  ふきのとう おそらく意識的に派手な宣伝はしない。商業ベースにのるよりも職人肌ですばらしい楽曲=商品を作る。
         商業的には他の2事務所の後塵を拝する面が見受けられるけれど曲=商品、サービスでは、同等もしくは
         それ以上のものを提供し続ける。

NSP型、風型は、素晴らしい活躍をなされているので、自分がその業界にいなくて外からでも認識できるし、見習うことも

出来るが、ふきのとう型は、歴史のようにあとで整理されたものをみれば今回のように気が付くが、今現在ということであ

ればRYUCONには、わかてんのかわかてないのかそこも問題だが、その分野で生きていくことにより自分の中にふきの

とう型の一面を持っていないとなかなかわからないのかもしれない。


  

Posted by コンサルキッド at 20:53Comments(0)マーケティング